コーチングの後は、「私の人生を私が作っていく」という感覚がより強くなりました。

お客様の声

大学教員/研究者
中村 杏菜さん

キャリア概要:
大学、大学院と慶應大学SFC研究所ヘルスサイエンスラボにて分子栄養学と抗加齢医学を学ぶ。機能性食品や機能性天然物のもつ病気の予防効果、生体へおよぼす代謝変動作用に関しての研究を行う。

2019年にはスイスローザンヌ工科大学へ留学をし、抗加齢医学の第一人者のもとで研究。2020年にPhDを取得後、同大学にて助教をつとめる。

キャリアコーチングを受けた後、私大医学部へ転職を決める。 研究と社会のブリッジとしての存在を担う領域、社会医学の知識を深めながら教育活動をする中で、予防医学の重要性を広めていくことを目標としている。

中村さんからは、博士号取得後コロナ渦で海外留学が難しくなった時に、これからのキャリアを再度しっかり考えたいとご連絡をいただきました。アカデミア、一般企業など複数の選択肢がある中で、自分がどこを最終的に目指すのか、どういう人生を歩みたいのか、そのために今何をするべきかにしっかり向き合った3カ月間でした。

そんな中村さんに全5回のセッションを振り返っていただきました。

博士号をとったタイミングで燃え尽き症候群になりかけ、キャリアを再度見つめ直したいと思いコーチングを受けることにした。

​​大学時代から自分自身のビジョンは明確に持っているタイプでした。同時に、早くそこに到達をしたいと急ぐ性格だったので、継続的な努力を大切に過ごしてきました。ただ、常に課題として持っていたのは、如何に自分のモチベーションを高い水準でキープしていくかでした。今までは母に話を聞いてもらったり、モチベーションの高い友達と話をしたりすることで、周囲から活力をもらいながらどうにか過ごしてきました。

コーチングの存在は大学生の時に授業を通して知りました。モチベーション維持を課題として持っていたので自分自身もいつかは、自己啓発としてコーチについてもらいたいと考えていました。

コーチングを受けるきっかけとなったのは、博士課程卒業後のキャリアの迷いからでした。博士号を取得する前は、学位取得のための実験や論文作成、スイスへの研究留学と言った色々なことが重なりほぼ毎日3〜4時間睡眠という日々が続きました。

今思うと肉体的にも精神的にもとてもハードな生活でした。成果が出なければ学位も取れないと言う大きな不安はありましたが、「足を止めれば今の不安はもっと大きくなるだけだ」と思っていたので、前進することしか考えていませんでした。周りの方々にも沢山励ましてもらってどうにか学位を取得しました。

学位取得後はすぐに海外でポスドクをする予定でしたが、コロナウイルスのパンデミックと重なり、キャリアを再考する必要性が生じました。そのとき、ありがたいことに大学から助教の職位をもらえたので今後のキャリアを考えながら研究を続ける時間をじっくりと持つことができました。

今までは全速力で走りながらキャリアを考えているような状況でしたが、そこで初めて、今までより減速しながら自分のキャリアをゆっくりと考える時間を持ちました。すると予想もしていなかったのですが、ほぼ毎日燃え尽き症候群的な感覚を覚える日々が続き、今まで目指してきたものが目の前から遠ざかっていくような感覚を覚えました。

このままではいけないと思い悩んだ結果、アカデミアや製薬会社含めたキャリアプランを再考したいと思い、岩田さんに連絡をしました。岩田さんとは博士卒業前から連絡を取らせていただいていましたが、その時は会社にお勤めで製薬企業への人材をヘッドハンティングするお仕事をされていました。

今回連絡をさせていただいた時には、岩田さんはすでに独立をされていました。独立された岩田さんの力強さに惹かれたことや、「勇気のある一歩を踏み出された方にぜひお話をお伺いしたい!」と思ったこと、もともとコーチングに興味を持っていたことが重なり、自分の状況が少しでも変わればという期待を持ち、コーチングをお願いしました。

全5回のセッションを振り返って

最初は自分の心境と現在地をしっかり確認できた

1回目のセッションでは、現在自分がどんな心境なのか、これまでどの様な人生を歩んできたのかと言った現在地確認の作業と、ストレングスファインダーを用いた強みの分析を行いました。私の強みは個別化、アレンジ、最上志向でした。

これまでは大所帯のラボで沢山のメンバーをまとめながらプロジェクトを遂行する経験が多かったので、メンバー一人ひとりの長所を見つけながら、個人に合った役割を考え、フィードバックをしていくことは得意でした。

また、リーダーシップを取りながら、メンバーの適応性を考えていくことも好きだったのでアレンジと言うところも合っていると思いました。

また最上志向という点では、スピード感や質の高さを追い求めるあまり、自分自身までも苦しくなる経験があったのでよく当てはまっていると思いました。ただ、周りの人に同じことを求めてはいけないということも同時に気をつけるべき点としてわかりました。

好き・得意や成果を洗い出すことで自分を認めてあげることができた

2回目のセッションでは自分の好きを洗い出す作業と、これまでの成果を挙げていく作業でした。

自分の成果を出していく作業はこれまであまり行ったことがない上、「次はもっと頑張りたい、まだまだ」と思うタイプだったので、コーチングして頂いて洗い出したこれまでの成果を見て、自分もよく頑張ったんだなと認めてあげることができた気がします。

この作業は、自分のこれまでの生き方に自信を持つという点で、これからの歩みを励ます作業になりました。

20年先までのキャリアを考えるのは苦しかったが、自分の人生に自分で責任を持ち「今しかできない選択」をすることの大切さを知った。

4回目のセッションは特に印象に残っています。自分のキャリアプランを20年後まで立てていき、その中でいつまでに何をする必要があるのか、アクションプランを抽出していく作業を行いました。この作業は私の想像以上にきつい作業でした。

自分の描いたビジョンを現実にしていくためには何をするべきなのか、それを20年後まで細かく考えていきます。正直、これまでサボったりすることはあまりなく、あの時こうしておけばという後悔をしたことはありませんでした。ですがアクションプランを作成して、これからこなすべきことの多さを目の当たりにし、とても焦りました。

このセッションで岩田さんは、私の人生を一つのストーリーとして捉え、目指したいゴールをエンディングとした時のゴールへの足の運び方にフォーカスしてコーチングしてくださった印象を持っています。

岩田さんは、「杏菜さんがこうなるためにはどんな経験やスキルが必要ですか?」「いつまでにこうなってたいですか?」「その選択は杏菜さん目指すビジョンへ向かう際ストーリーとしてどんな風に説明しますか?」と言った言葉を投げかけてくださいました。

私はその問いに対して返答をしていくのですが、回答する言葉に詰まるときが何度もありました。自分の選択を他の人に説明していくという行為は、ある意味自分に

「その選択に嘘はないのか?」「何となくの選択でないのか?大変なことを避けようとしているのではないか?」

という自問自答しながらの作業だったので想像以上に辛い作業でした。ですが、この作業を通じて自分のやるべきことや好きなことをより明確化でき、改めて「今」必要な知識や経験が何かを掴むことができました。

思い返すと、岩田さんがしてくださった数々の質問には

「その進路を自分で主体的に選ぶことができているのか?」

といったメッセージが込められていたのだと思います。これは言い換えれば「自分の人生に責任を持つ」という自覚を持つことに繋がると思います。

色々な人との関わりの中で生きていると、時に自分に正直でいることが難しいと思う時がありますし、それも悪いことではないと思います。ただ、自分自身を取り囲む環境は移ろいやすいものなので、最終的には自分という軸を基準に「今しかできない人生の選択」をしていくことが大事だと思います。そうしなければ、悔いのある人生になること、掴みたいものは掴めないということをより一層強くコーチに教えてもらいました。

コーチングを通して「私の人生を私が作っていく」という感覚がより強くなり、行動計画によってモチベーションの維持もしやすくなった。

コーチの岩田さんは、コーチングの中で一貫して「私が私に正直でいること」を応援してくれていました。ある時には、私が絞り出した選択の中でどれを選択すべきか迷うときには「どの選択も杏菜さんの目指すビジョンに向かえますよ」と安心する言葉をくださりました。

また、独立された岩田さんの近況を伺う中で、彼女自身も課題に直面しながらも足を止めずに進んでいる姿がイメージできたので、コーチ自身が「自分に正直になること」を背中で見せてくれていた印象があります。

単なるコーチではなく、岩田さんという、個性を持った人が私に与えてれた影響はとても大きいと感じています。コーチングをしていただいたことにも感謝ですが、一人の人間として尊敬できる岩田さんに出会えたことに、とても感謝しています。

コーチングの後は、「私の人生を私が作っていく」という感覚がより強くなったと思います。また課題として持っていたモチベーションの維持に対しても、具体的なアクションプランの作成をすることで、楽しみながら上手く対処できそうという感覚を持つことができました。

よくある質問にお答えいただきました

ー今回なぜキャリアコーチングを受けてみようと思いましたか?
自分自身の適性も考えた上でこれからのキャリアを模索したかった。モチベーション維持の方法を知りたかった。

ー岩田の印象はどうでしたか?
コーチング中はとてもロジカルコメントをくださいました。岩田さんの考え方に触れる機会もありましたが、一貫して芯の強さを感じていました。

ーコーチングを受けて一番得られたこと/変化したことは何ですか?
今までは、この先どうなるか分からない人生を生きている感覚があり、不安で足を止められないところがあった気がします。今では大きなスパンで描きストーリーの大枠から外れない範囲で、変化していく状況を楽しんでいこう、今できることをこなして行こうという捉え方に変わりました。

ーキャリアコーチングをどんな人にオススメしますか?
キャリアに迷っているひと、自分のことを深く知りたいひと。

ー最後に岩田へのメッセージを頂けると嬉しいです。
岩田さんとの出会いのお陰で、自分自身の特性や趣向を深く知るきっかけがもてました。また人生を「自分で選択をしている」という意識も強くなり、より主体的に人生を歩むきっかけとなりました。コーチングで岩田さんとお話しするたびに岩田さんから大きなパワーをもらっていました、本当にありがとうございました!

中村さん、温かいメッセージ大変ありがとうございました!中村さんの上を目指す姿勢には私も刺激をもらっていました。「大変なことを避けない選択」、難しいと思いますが、あえてそれを選べる中村さんの今後のキャリアが楽しみです!